今年の3月から5月に新宿のOZONE(オゾン)にて開催しました【森から住宅を考える・柱のきた道】展に参加いただいた方の中から3組を紀州は和歌山県の山長商店の森にご招待いたしました
8月26日(土)
08:30
羽田空港集合、一行南紀白浜空港へ出発
10:10
南紀白浜空港到着、ちょっと蒸し暑いがいい天候、お迎えの山長商店のスタッフと合流
11:00
さっそく、伐採現場へ
コンプレッサー(切り倒された木を一定の長さに切り分ける機械)が鳴り響き上空には集材用のロープが張られ杉・桧がトラックで運び出されています(どっちが杉でどっちが桧?)
12:30
山長商店110年生の森「川原谷」に到着
山の語り部松本さんの説明がさらにヒートアップ、山の育て方を細かく説明、ここまで言わなくってもの話が連発!(身内の方はヒヤヒヤものです)
15:30
山長商店の製材所に到着
山で切られた丸太を四角い柱や梁などの製材工程を勉強、丸太の一回目の製材は材が縦に歪むような方向で切るとのこと、それがどっちなのか我々にはさっぱり分かりません???
15:45
新JAS(日本農林規格)工場の証の破壊検査機
ここの工場から出荷される柱は日本農林規格の規定にあった強度や含水率を実証すべく一定量の中から実際に壊して強度を確認します
(これぞほんまもん!)
16:00
プレカット工場です
大工さんの道具としてプレカット(建前が出来る状態まで木材を加工します)を行っています、ここで働いている人はアルバイトのお兄ちゃんやおばちゃんでなくみんな木の知識を持ったプロ集団です
(奥にちょっこと見える人は大工さんです)
16:30
勉強会の始まりです
今日の見学をふまえ、日本の林業の実情や問題点それの解決策、環境への負荷から自立循環型の家づくりまで国産材の役割などかなりマニアック話をわかりやすく(?)説明しながら参加者とトークをおこないました
8月27日(日)
10:30
山の労働体験開始
いよいよこの森林塾のメインイベント下草刈りです、森林管理者の辻さんのレクチャーを受け鎌を持って作業開始、去年植林をしたばかりの桧の木を切らぬよう慎重に草を刈っていきます
まだちっちゃな木は雑草に覆われています、太陽の恵みををいっぱいもらえるように作業は続きました
(暑いし、手も腰も痛くなってそれは大変な作業です、山の方には頭が下がります・感謝!)
PM
番外編
南紀・和歌山県は世界遺産の『熊野古道』で有名になりました
ここは滝尻王子(王子は休憩所や宿場を意味します)、現存する熊野古道の出発点です
今回参加していただいた方誠にありがとうございました
山での辛い(?)作業まで真剣にしていただき感謝申し上げます
また、二日間付き合っていただきました山長商店のスタッフの方々そしてドライバーのAさんご苦労さまでした
次回は11月に新宿は神楽坂でイベントをおこなう予定です、皆様のご参加心よりお待ちいたしております(森・住スタッフ一同)